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~益子でいちご狩り・吉村農園~ 6種の苺でおもてなし
12月に入り店先にもたくさん出回るようになってきた真っ赤ないちご。真っ赤ないちごと緑のコントラストは見ているだけでも気分が上がりますよね。そんないちご、みなさんもクリスマスに一つは口にしたのでは?
いちごと言えばここ栃木県。なんと栃木県は50年連続収穫高日本一が確実となっているいちご王国!
「とちおとめ」や「スカイベリー」という名前はもちろんご存知ですよね!
今年も、そんな栃木のいちごが楽しめる「いちご狩り」が12月からスタートしています。
収穫高日本一とあって栃木県にはたくさんのいちご農家、そして多くの「いちご狩り」スポットがありますが、電車で行くことができるいちご狩りスポットがあるのをご存知ですか?
来年2018年に約19年ぶりに栃木県にくるJRグループの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」に向けて、今年4月に行われたプレ企画で紹介された「電車と徒歩で行かれるいちご狩り」。益子駅のお隣の真岡鐵道北山駅が「いちごの駅」としてPRされました。
今回は4月にも一度訪れた、北山駅から徒歩5分の「吉村農園」さんに改めてお伺いしてきました。
12月から始まるいちご狩り。冬休みも始まるこの時期、だんだんと家族・親子連れのお客様が増えているようです。取材の日はお客様も落ち着く夕方に伺ったのですが、日中は大忙しだったとか。やっぱりイチゴは人気です。
受付を済ませてさっそくハウスの中へ。
なんと吉村農園さんのハウスは車いすやベビーカーでも入れるバリアフリーのハウスなんです。
土耕栽培のいちごは畝をたてるため通路が狭くなりがち。通路を広くすればその分畝が少なくなってしまうため広くするのもなかなか難しいのですが…もっともっとたくさんの方にいちご狩りを楽しんで欲しい!と、どのハウスにも1列板張りの通路を設け、車いすの方やベビーカーのお子様連れでも楽しめるようにしたのだそう。益子の皆さんは「おもてなし」をとても大切にしているという印象がありますが、こちらの吉村農園さんもとっても優しい心籠ったおもてなしをしてくださる農園さんですね。板張りの通路は車いすやベビーカーはもちろんのこと女性のヒールにも優しい通路になっているのでオシャレをしてのデートでも安心です。なんといちご一粒には、レモン半個分ものビタミンCが含まれているそうです。5粒で成人一人の一日の必要量が補給できてしまうほどビタミンCがたっぷりなんです。美肌効果も十分に期待出来ちゃいますから、デートや女子旅にもぴったりですよ!
いちご狩りで楽しめる品種はだいたいが1品種。ところが吉村農園さんで楽しめるいちごは6種類なんです。なんとなんと、栃木県の「とちおとめ」「スカイベリー」はもちろんのこと、三重の「かおりの」、静岡の「紅ほっぺ」と「あきひめ」、宮城の「もういっこ」という6種類が楽しめます。一度に食べ比べできるいちご狩りは珍しいですよ。もちろん全種類食べられるのですが、伺った12月21日に食べごろだったのは「とちおとめ」と「かおりの」でした。大きく実る「スカイベリー」は少し遅出だそうでこの段階では5分咲き程度。12月終わりから1月が美味しいとのことだったのでそろそろ食べごろかもしれません。
一度に6種類もいちごを楽しめ食べ比べできるいちご狩り農園は珍しいとのことなのですが、この吉村農園さんはなぜこのような形になったのでしょう?
一番最初のきっかけは「とちおとめ」に続き「スカイベリー」という新しい品種が出来、それぞれの美味しさを知ってもらうために食べ比べができたらいいなと考えたことから始まったそうです。お伺いしたところによると、一般の方がいちご狩りを楽しむのは一年に1回、多くても2回程度とのこと。それならば1回でいろんな種類が楽しめたらいい、そしていちごの魅力をもっと知って欲しい、そんな考えから吉村農園さんはいちご狩りできる品種を増やしていったそうです。食べ比べることで、いちごの美味しさを、その中でも特に「栃木のいちご」のおいしさをより深く知ってもらいたい。そんな思いが込められた品種の多さなんですね。品種も新しいものを取り入れたり、年によって変わります。益子の地に合って美味しく食べられるものを選りすぐっているのだそうですよ。
今年楽しめる6種類の中でも人気なのは「とちおとめ」「かおりの」続いて「スカイベリー」だとか。おすすめの順番はまずは栃木の「とちおとめ」。それを基準として他の物を味わうと、食感・甘味・酸味の違いがわかりやすいとのこと。ハウスに入ると真っ赤ないちごが待ち構えているので、ついつい端からどんどん食べたくなりますが、気持ちに余裕が持てるならまず全種類を並べてひとつずつ比べてみるのが通な吉村農園さんの楽しみ方。時間制限もないとのことなので、ここはじっくりいちごを堪能してみましょう。ということで、はやる気持ちをおさえつつヘタ入れように頂いたトレイに並べます。(と言いながら焦っていたのか「あきひめ」を忘れていて並べたのは5種類でした。)大きくて赤くてとっても美しい。ほんのり甘い香りも楽しんで、さていよいよいただきます。
まずは吉村さんに教えていただいた通りに「とちおとめ」から。うーん、甘酸っぱくておいしい!特徴的なのは「酸味」と「甘味」。しっかりとした食感のあるいちごです。「とちおとめ」の甘味は、その特徴的な「酸味」があることによってより引き立つのだとか。スイカにお塩をかけて甘みを際立たせることがありますよね。それと同じように、酸味があるからこその深い甘みが楽しめるそうです。そして女性に人気という「かおりの」。こちらは何と不思議なことに「桃」のような香りと味がするのです。酸味はあまりなく優しい甘さが広がります。酸っぱさに敏感な小さなお子さんや女性の方には食べやすいイチゴです。「あきひめ」はいちごの中で一番柔らかいという品種。柔らかすぎてパックに入れた瞬間に傷んでしまうのでいちご狩りにしか出てこないそうです。噛まないでも食べられるくらいの柔らかさは歯が生えそろわないくらいの小さなお子さんにも食べやすい甘みのあるいちごです。「紅ほっぺ」もやわらかい品種。こちらは少し酸味もあります。「もういっこ」はほんのりと甘いいちごで2月~3月が食べごろだそうです。そして栃木の「スカイベリー」はこれから食べごろを迎えるそうですが、大きくてすっきりとした甘みがあります。と書いたものの、是非とも足を運んでご自身の口で目で確かめてみていただきたいところです。実際に食べ比べてみると、いろいろな発見があると思いますよ。
「どのいちごも美味しいと思うのだけれど、やっぱり「とちおとめ」が好きなので、食べ比べてみてその良さをもっと知ってもらえたらいいなと思うんです」とおっしゃっていた吉村さん。その土地のものを大切にし、かといってそれだけに固執せず柔軟に新しいものも取り入れていく。その中で自分の作るものに誇りをもって愛していく。伝統を守り、でもそれに固執せず新しい文化を取り入れていく。前回の外池酒造店さんもそうでしたが、益子ってそんな土地柄なのかもしれませんね。
12月からスタートしたいちご狩りはもうすでに賑わい始めてはいますが、本当に混み合うのは少し暖かくなり始める3月くらいとのこと。時期によって同じ品種でも微妙に味わいが変わるのだとか。12月や1月はまだ苗の若いフレッシュさのある時期だそうで、なんだかみずみずしく張りがある感じ。その後だんだんと苗も熟していくと違う味わいになるんだそうです。
たとえば栃木を代表するとちおとめは、酸味と甘みが絶妙なバランスな今が食べごろ。これがだんだんと酸味が強めに変化していくとのことなので、まずは今の時期に一度その味を確かめて欲しいところです。
食べごろのいちごは真っ赤でヘタがクルっと上を向いたもの。
いちごは無理に引っ張らずに手で折るような感じにすると手を汚さずに簡単に採れます。ぜひスタッフの方に聞いてみてください。優しい力ですいすい採れて、ついついパクパク食べ過ぎちゃうかもしれません。そうやって夢中になって畝をまたぐのは危険なので絶対にしないでくださいね。隣の畝のほうが美味しそうに見えるのは「いちご狩りあるある」なんだそうですよ。今いるレーンも同じようになっていますので、「あ、いちご狩りあるあるなんだ」と思って落ち着いて、足元のいちごに手を伸ばしてください。苗を傷つけるだけでなく、ケガの原因にもなりますのでご注意くださいね。
美味しいのは朝。気温が10度~15度の時が一番おいしく食べられるのだとか。寒くなるこの時期、朝方はハウスの中は暖を取っているそうでちょうどそのあたりの温度に調整されているそう。オープンは9時からですので、太陽が高くなるまえに早めに行くのもいいですね。
「いちご狩り農園の良いところは、お客様の顔が直接みられること。」サッカーをやられている吉村さんは、自分やいちごをプレイヤー、お客様はサポーターだとおっしゃいます。
いちご狩りのシーズンが終わるオフシーズン、毎年暑い中30以上あるハウスの畝を更地にし耕し改めて畝を作る。表には見えない地道な作業が進められ、楽しみにしてくれているお客様のために、シーズン開幕に向け準備をしていくのです。農業は気候や天災に左右されるものなので、毎年シーズン前は怖さがあるそうです。でもやっぱり、お客さんであるサポーターの喜ぶ顔が見たいからその怖さも乗り越えていくんですね。万全の準備をしていざ開幕。そして開幕後もいつでも最高のパフォーマンスが出来るようにチーム一丸となって戦う。スタッフのみなさんはもちろんんこと、受粉のために各ハウスにいるミツバチたちも、吉村農園さんの立派な仲間なんだなぁと愛おしく感じました。(ハチたちは蜂屋さんからの期限付きレンタルだそうで、そこもなんだかサッカーっぽいですね。)
ちなみに、プレイヤーであり監督の立場(?)の吉村さん自身も鍛錬を怠りません!毎日走って体を鍛えてスタイル維持を心掛けているそう。収穫やハウスの管理で飛び回っているのに、さらに身体を動かしているんですよ。すごいですよね。「せっかく美味しいイチゴを食べに来て、作っている人がお腹が出ていたりしたらなんだか嫌じゃないですか?」というのが吉村さんの美学。美味しいいちご作りももちろんだけれど自分自身はプレイヤーだと思っているから、僕自身もお客さんから見られて恥ずかしくないようにしてるんですって!いちごは美味しかったけれど、他がなんだか残念だったよね…なんて絶対に言わせません!
(こちらは今年4月の様子。今から春まで最高のパフォーマンスを出し続けます!)
そんな吉村さんが語る「いちご」にはたくさんの愛情があふれ、そして「吉村農園のいちご狩り」にはサポーターだというお客様のためのおもてなしの心があふれています。この土地の恵みを愛し誇りに思い、その良さをたくさんの人に伝えたい。そんなたくさんの農家さんの気持ちがあってこその、栃木県50年間連続いちご収穫高1位という記録なんですね。そんな栃木のいちご、皆さんも是非この地まで味わいに来てください。その土地で採れたてを食べる。益子の土地の温かなエネルギーも存分に味わえることと思います!
お話を伺った吉村想一さん、ありがとうございました!
鍛え抜かれた身体、ぜひともチェックしてください!
【吉村農園】
〒321-4216 栃木県益子町塙520
TEL:0285-72-8189
受付時間:9:00~16:00
↓吉村農園さんはこちらのかやぶき屋根が目印です↓
益子舘里山リゾートホテルでは、1月に吉村農園さんの「とちおとめ」や「スカイベリー」をお食事でお楽しみいただけ、さらに吉村農園さんの「いちご狩り」チケットがセットになった「いちご狩りプラン」も登場します。温かい温泉とビタミンCたっぷりのいちごで美肌効果も大幅アップの冬の益子をぜひご堪能ください!
投稿日:2017/12/26 カテゴリー:こんなとこましこ
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