益子舘|里山リゾートホテル

お客様の夢を叶える宿でありたい -- それが益子舘の願いです。

栃木益子は、昔から陶芸の町、芸術の町として知られてきました。陶芸は、土がよく、空気がよく、水がよいところでないとうまくいかないのだとか。益子は、大地がくれた自然の恵みであるそれらの条件がぴたりと合致する、奇跡のような町なのです。

「自然がくれた里山の恵みを、皆様にどうしたら体感してもらえるだろう」

私たち益子舘の思いは、そこから始まりました。

わたしたちは里山の楽しみを知り尽くしたエキスパートでありたいと考えています。なぜなら、そんな里山の楽しみを皆様におすそわけしたいから。皆様がいだく「里山のあそびかた」を実現したいからです。

里山リゾートホテルならではのおもてなしで、いままでも、これからも。

心を癒す里山リゾートホテル

益子舘に続く道沿いは、黄金色に輝く稲穂が広がり、初秋の風に揺れていた――。

春はウグイスが季節の訪れを告げ、夏には香り高いヤマユリの花が咲き誇る。冬、夜空を見上げれば満天の星が燦々と輝く。陶芸の里、益子には、懐かしい日本の原風景が残る。気取ることなく、素朴で温もりのある温泉宿で、季節の移ろいを感じながら心と体を癒す。


ホテルサンシャイン益子舘は2006年、㈱ホテルサンシャイン鬼怒川から独立、女将が社長に就任し新たな歩みを始めた。温泉露天風呂の新設をはじめと したリニューアルに着手し、昨年十一月、工事は終了した。鬼怒川のような温泉地でもなく、那須のような名の知れたリゾート地でもない益子の温泉宿をいかにアピールしていくか。創業以来、益子舘が模索し続けてきた大きなテーマである。

サービス精神旺盛で明るいキャラクターの益子舘オーナー高橋幸男氏と女将の美江さん夫妻は、大衆演劇や夫婦太鼓など、ユニークな発想で利用客を楽しませてきた。そして、今年、夫妻と苦楽をともにしてきた社員のアイデアでオリジナルバンドを結成。ロビーで行うコンサートで利用客や地域の人を楽しませている。

「益子町のブランドを高めることが益子舘の発展にもつながる」が高橋オーナーの持論であり、益子舘は様々なカタチで地域貢献にも携ってきた。創業から独立までを「これまでの十五年」と呼び、独立後を「これからの十五年」と位置付ける。いまは、その四年目。益子舘の挑戦は続く。


「Shine's」社員バンドが誕生
社員のアイデアでバンド結成。仕事でも助け合いの心が生れる。


土曜日の夜。益子舘のロビーに社員のバンド「Shinesシャインズ」の演奏が響く。観衆はホテルの利用客ばかりではない。地域の人たちも彼らの演奏を楽しみにしている。メンバーは現在六人。女将の美江さんがドラム、バンドマスターでギター担当が事業本部長の前原敏男さん、ベースがフロントの秋山宣典さん、リードギターが予約担当の鈴木滋樹さん、ボーカルはフロントの船橋沙織さん、キーボードがフロントの石崎和希さん。
バンド名はホテルサンシャインのシャインからとった。「いつまでも輝いていたい。お客様に喜んでいただける旅館作りに懸命でありたい」との思いを込めバンドを立ち上げたという。昨年十一月から練習を開始し、今年正月にデビュー。夏から毎週土曜日にロビーコンサートを開催するようになった。「テクニックはぜんぜんだけど、ほのぼの感というか、温かさを伝えられれば」。それがメンバーたちのいまの想いである。


太鼓のバチをドラムのスティックに持ち変えて。

ドラムを担当する女将の音楽の原点は、中学生時代ブラスバンド部で小太鼓を担当したことだ。幸男氏と結婚して益子舘の女将になってからは、ドラムの経験があった幸男氏と共に「夫婦太鼓」を始め、宴会のアトラクションとしてお客を楽しませた。編曲家に頼んでオリジナル曲「春夏秋冬益子太鼓」を作り、「フルバンドをバックに太鼓演奏ができるようアレンジしてもらった。いつのまにか『益子太鼓』が『夫婦太鼓』になってしまった」と幸男氏は陽気に笑う。そして今年から社員バンドでドラムを担当。太鼓のバチをドラムのスティックに変えた。「こうなるようになっていたんでしょうね」と、女将は不思議な縁を感じるという。

Shinesの演奏をバックに宿泊客に歌ってもらったり、地元の素人バンドに参加してもらったり、新たな試みも取り入れている。「自分たちの演奏を一方的に聞いていただくのではなく、お客さんに楽しんでもらうことが一番。常に謙虚な気持ちを忘れずにいてもらいたい」と、幸男氏はShinesを見守る。


癒しと夢のある場を提供
日常から離れて森の湯宿で寛ぐ。旅館自体が癒しの空間である


昨年秋にホテルのリニューアル。女将の一押しは、お客様から要望の高かった客室露天風呂と温泉露天風呂の新設だ。天然の温泉で、ナトリウムイオン、カルシウムイオンを豊富に含み、神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、冷え性、疲労回復などの効能に優れた単純泉である。滝の見える温泉露天風呂「月明かりの湯」は、五分間隔でライトアップされた滝が流れ落ち、水の流れが止まるとヒーリングミュージックが流れる。滝と音楽と光で、癒しを演出する。

今回のリニューアルは、女性を大いに意識している。「とちぎの地産地消推進店」一号店に認定され地元の四季折々の素材を生かし、やさしい味付けの素朴な料理も、女性好みに、少しずつ多くの品数を楽しめるよう工夫されている。女将自らが選んだ個性的な器が華やかに彩り、「見ても楽しく、食べても美味しい」料理を提供する。

「旅館自体が癒しの場です。お客様には、家庭を離れ非日常的な夢のある場を提供したい」。


マイナスイオン溢れる森の時間
日常から離れて森の湯「里山リゾートホテル」には、ゆっくりとした「森の時間」が流れる


お客様にゆったりと食事を楽しんでもらうため、「森」をイメージした個性的な食事処が用意されている。森のエネルギーと木立群の先に広がる森の精たちの世界をイメージした「楽」。森の恵の水滴をイメージした「滴」。森を育む母なる木立と木漏れ日をイメージした「凛」の部屋には、地元の名刹・西明寺の名木をモチーフにしたデザインが施されている。そして落ち着いた畳敷きの空間の「醍醐」。森のエッセンスを感じながら心ゆくまで食事を楽しみたい。部屋は和室タイプと和室+ベッドルームタイプで、露天風呂付きの部屋も。窓を開ければ、懐かしい里山の風景が広がり、マイナスイオンいっぱいの森の空気が穏やかに流れ込む。エステサロンの新設も女性を意識したリニューアル。タラソテラピーを楽しむことができる。ロビーのショップ『WAKU』には女将セレクトのお土産品、オリジナリティーあふれるデザイナーの作品が並ぶ。


vol.44 2009.12月号より

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心を癒す里山リゾートホテル
益子舘に続く道沿いは、黄金色に輝く稲穂が広がり、初秋の風に揺れていた――。春はウグイスが季節の訪れを告げ、夏には香り高いヤマユリの花が咲き誇る。冬、夜空を見上げれば満天の星が燦々と輝く。陶芸の里、益子には、懐かしい日本の原風景が残る。気取る

ザ・インタビュー
大衆演劇の劇団の旗揚げ、夫婦共演の太鼓、そして社員によるバンド「Shinesシャインズ」の結成。ユニークな試みで、ホテ ルの利用客を楽しませ、地域を元気づけてきた、女将の高橋美江さん、副会長の幸男さん夫妻。ホテル経営は決して順風満帆であった


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